カバーリング糸について

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カバーリング糸とは

古くから糸を作ることを紡(つむ)ぐといい、紡ぐ道具のことを「つむ」と呼んできました。 そのつむが進化して「ふくろつむ(つむの縦方向に穴があいたもの)」ができ、外国から輸入されたふくろつむを中空スピンドルまたは穴明きスピンドルと呼びます。

ふくろつむの穴の中を通る糸を芯糸(しんいと)、巻きつける糸を鞘糸(さやいと)といい、芯糸を鞘糸が保護する(カバーする)ことからカバーリングと呼ばれるようになりました。

弊社では、天然ゴムやポリウレタン弾性繊維を芯に、合成繊維や天然繊維をその外側に使用して右方向、左方向に交撚し、お客様が求める伸度や引きの強さを実現した複合加工糸製造を行っています。

カバーリング糸 製品例

外部環境の変化、顧客のニーズ

縫製作業が中国や東南アジアへシフトする中、その資材調達先の生産拠点も海外へ移っています(特にアパレル向けの売上が年々減少しており、弊社も例外ではありません)。

このような状況下において、国内の繊維産業は付加価値の高い製品開発と生産に活路を見い出しています。その数は多くはありませんが、より付加価値の高い商品を求めるお客様は確実に存在し、求められる品質や機能は高まる一方です。

例えば、アスリート向けにウェアラブル端末を組み合わせたセンサー付ウェア(スマートウェア)は、実用化が始まっています。

この場合、効率的に各種データを収集するためにウェアは体に密着し、常に体の動きに追随する伸縮性が求められています。

カバーリング糸 製品例
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